elementary OS の OEM としてストアに掲載されるには、要件と利益の異なる 2 つの方法があります。
1 機種ごとに承認され、ストアに掲載されます。
要件:
貴社の Web サイトまたはランディングページへのリンクがストアに追加されます。
要件:
elementary OS のインストーラーは常に、OEM インストールの挙動をします。指示に従って OS をインストールしてデバイスをシャットダウンすれば、出荷の準備は完了です。もしくはカスタムイメージを作成する場合、OS をインストールして、一時的な管理者アカウントを使って必要なパッケージの設定やシステムの設定変更を行います。その後、アカウントを削除し、ディスクイメージを作成します。どちらの場合でも、購入者はデバイスの初回起動時に“初期設定”アプリにて自身のユーザーアカウントを作成することになります。
OEM の皆さんが elementary OS を搭載するのにあたって、“システム設定”にはいくつも利点があります。プラグインへの対応、ブランド情報表示のしやすさなど、“システム設定“は OEM の皆さんを念頭に設計されています。
“システム設定” (コードネーム “Switchboard”) は、多様なハードウェアとソフトウェアへの対応を考慮しており、必要に応じて設定項目を表示したり隠したりできるように“プラグ”という概念を取り入れています。例えば、マウスとタッチパッドの設定はプラグとして提供されています。
特殊/独自のハードウェアがデバイスに存在し、素の elementary OS に追加で設定が必要な場合、OEM の皆さんは独自のプラグを開発しシステムに組み込むことができます。ここでいう独自のハードウェアとは、例えば特殊なセンサーや、搭載しているハードウェアが少ない入力デバイスを指します。もちろん、その設定項目が一定数のユーザーにも影響する場合は、ぜひ既存のプラグへの貢献をお願いします。
ドキュメンテーション“システム”プラグはシステム情報をユーザーに表示し、設定の復元や不具合の報告、サポートなどのシステム全体にわたるアクションを提供します。OS バージョンなどのソフトウェア情報に加えて、ハードウェア情報も表示します。デフォルトでは、ハードウェア情報には一般的なデバイスの画像とシステムのホスト名が表示されます。しかし、OEM のブランド情報を表示することもできます。
oem.conf
ファイルを用意することで、メーカー名、製品名、モデル番号、メーカーの URL を表示できます。一般的なハードウェアアイコンの代わりに、オリジナル画像を表示することもできます。
デフォルトの elementary OS にはないソフトウェアリポジトリや、OEM が提供・管理するリポジトリを追加して出荷することはご遠慮ください。サードパーティーのリポジトリが原因で、信頼性のないサードパーティーのシステムへのフルアクセスやパッケージの改変を可能にしてしまうリスクがあります。たとえ信頼のあるサードパーティーだとしても、方針が変わったり複数のサービス/デバイスでパスワードの使い回しをしていたりした場合、OEM の顧客のセキュリティとプライバシーは危険にさらされることになります。
さらに、サードパーティーのリポジトリが公開終了したり管理が放置されたりすると、通常の OS アップデートができなくなる可能性があります。結果、OEM の顧客が重大なセキュリティアップデートや品質向上アップデートを受けられなくなるおそれがあります。
elementary のロゴ、ブランド使用に関するガイドライン、カラーパレット、コミュニティーロゴを参照しましょう。加えて、公式の高解像度のベクター形式の elementary ロゴアセットをダウンロードできます。
ブランド資料を参照[email protected] にメールしていただくことで、チームと直接やりとりできます。既存のパートナーさまも、elementary OS の提供は初めてという企業さまも、お気軽にお問い合わせください。
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